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「Pet Shop Boys」 は、悪阻の味。

ブラーの「パークライフ」というアルバムを聴いていて、最後にペット・ショップ・ボーイズのリミックス版があるのに気付いた。

「Pet Shop Boys」 「おお~懐かしい☆」 という世代である。


そもそも私は、幼い頃はクラシックに始まり、母のプレスリー、パットブーン、モンロー、で育ち、J-POP、ジャズを噛み、クラシック畑で最初の仕事をしていたのである。

毎日流れる、アシュケナージとかホロヴィッツ、アルゲリッチ・・。ラベック姉妹、ブーニンやキーシンが当時は流行ってて。そうそう。リムスキー・コルサコフのシェエラザードなんかも一か月ほど毎日かかっていたっけ。あれは私はとても好きだった。

お忍びで、リヒテルやジョージ・ウィンストンが来るような、そんな事務所だった。キーシンも来たがっていた。日本では中村△子さんや、園田高△さん、ザ△ラー夫妻がしょっちゅう来ていた。

19~20歳代の前半が、毎日こんな環境の中で仕事をしていた。それでクラシックが嫌いになったというわけではない。ただ、なんとなく「仕事だな~。」と感じるからである。
だから、プライベートでは、それ以外のものを聴きたいのである。

20歳のときに、助手席でガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」のテープを、カー・ステレオに挿入したら、嫌な顔をされた。(笑)いま思えば当然かもしれない。
当時はMTVや、ベストヒットUSAなどの80年代洋楽が花盛りだったのだから。
ただ、ガーシュウィンはジャズっぽいので、ドライブにもいけるかな?と、思ったのだ。

妊娠中や生まれた赤ちゃんに、クラシックを聴かせる人はよくいるけれど、私の場合は、タイトル通り。「Pet Shop Boysは、悪阻の味。」なのだ。
1988年に最初の妊娠をし、それでも毎日毎日慣れない運転をしていた。車がないと、病院にもスーパーにも行けないからである。

そして毎日毎日、出産するまでの間、悪阻に悩まされ続けた。運転中の車内やガソリンの臭いは、さらに吐き気を煽り、せめてもの音楽がないと、やってられないのである。
胎教とか、そんなことは考えていない。 いま好きなものを聴ければいい、それだけだった。

そしてまさに当時ブレイクしたペット・ショップ・ボーイズばかりを聴いていたのだ。

West End girls(1985年)
Always on my mind(1987年) 

などを聴くと、いまでも吐き気を催す。けれど、これは名曲なのだ。これを聴いて、後続の若いミュージシャンたちがまた影響されていったのだろう。
そう思うと、90年代が外せないのだ。音楽は繋がるものを発見するとオモシロイ。それは、クラシックでもジャズでもポップスでも。ジャンルは多いけれど、もとはひとつなのだから。



ちなみに、第二子の時は「「ROXY MUSIC」 は、悪阻の味。」と、なる。この時は、新しいジャンルを開拓したくても、する気がないほど長男の育児で弱っていたので、お気に入りを聴いていたら、「悪阻の味。」と、なってしまったのである。

出産して、「悪阻」から解放された後も、毎日車の運転は続く。そして音楽は外せない。生まれたばかりの子どもたちは車の中で、この後も嫌というほど私好みの音楽を聴かされ続けていた。


ちなみに、胎教と音楽。赤ちゃんと音楽にやっぱり関係はあるのか?と聞かれると、
私は「そうでもないよ。」と答えてしまうだろう。

今ではクラシックとJーPOP(特にaiko)好きの長男。そして、US寄りの洋楽と、アニソン(アニメソング)しか聴かない長女に育ってしまったからである。

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